思想家スラヴォイ・ジジェクが脚本兼出演し、名画を引用して映画の新しい見方を紹介するドキュメンタリー「スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド」が、4月24日から東京・シアター・イメージフォーラム(渋谷)にて上映される。監督はソフィー・ファインズ。2時間30分。英=オーストリア=オランダ映画。2006年度作品。ダゲレオ出版配給。
独創的な思想家でありラカン派精神分析家であるジジェクが、アルフレッド・ヒッチコック監督の「めまい」、デーヴィッド・リンチ監督の「ブルー・ベルベット」、ビクター・フレミング監督の「オズの魔法使」など、40本の名画を引用、“人間や世界を理解するには映画しかない”という持論のもと映画の新しい見方を提示する。