答えは『ニコラス・ケージ』です。
当時、5歳年上のメイクアップアーティストのロリー・アン・アリスンと交際していたジョニー。その彼女に紹介されたのが、俳優のニコラス・ケージだった。ジョニーは20歳でロリーと結婚するが(85年に離婚が成立)、ニコラスはロリーの元恋人でもあったのだ。フランシス・フォード・コッポラ監督を叔父に持ち、「ランブルフィッシュ」(83年)ですでにスターの仲間入りを果たしていたニコラス。その彼がジョニーに俳優になることを薦め、自分のエージェントを介して、ウェス・クレーヴン監督の「エルム街の悪夢」(84年)のオーディションを受けさせた。その結果、見事オーディションに合格したジョニーは、俳優としての第1歩を踏み出すことになったのだ。
(映画力がつく本 Part2『ジョニー・デップ100シークレッツ』近代映画社刊より)