英国のテレビ界で活躍するニック・マーフィー監督のゴシック・ホラーで、これが長編映画デビュー作。出演はレベッカ・ホール、イメルダ・ストーントン、ドミニク・ウェストら。デジタル上映。
第一次大戦下のイギリス。婚約者の死を忘れられないものの、降霊祭など超常現象的なものには懐疑的な女性科学者フローレンス(レベッカ)は、そうしたものを理論的に反証することに没頭していた。そんな彼女に地方の寄宿学校ルークウッドからある依頼が。その学校に度々出没するという少年の幽霊を調査してほしいというもので、さっそく現地に赴いたフローレンスは、それが男子生徒のいたずらであることを突き止めた。
だが彼女が学校を去ろうとした時、到底理屈では説明のつかない出来事が発生する。この怪現象に怯えるフローレンスは学校に残り、生徒たちがクリスマス休暇で帰省したところで、徹底的な調査を開始する。彼女の他に残ったのは教師のマロリー(ウェスト)、寮母のモード(イメルダ)、帰省できなかった少年トムの三人。それから子供の幽霊に悩まされ信念が揺らぎだすフローレンスと、戦時中の記憶に悩まされるマロリーは、互いの心の奥にある闇に向かい合っていく。そしてその先に待っていたものは……
スタッフ・キャスト
[監督]ニック・マーフィー
[出演]レベッカ・ホール、イメルダ・ストーントン
上映時間:1時間47分
配給:2011年イギリス映画/熱帯美術館配給
公開日:7月28日公開