ある一家の離別と再生を通して、イタリアの“いま”を描き出す大河ドラマ。サンドロ・ペトラリアとステファノ・ルッリの脚本家コンビによる『来るべき人生』(ミニシリーズ)、「輝ける青春」に続く家族三部作の最終章で、ジャンルカ・マリア・タヴァレッリが監督を担当。出演はクラウディオ・サンタマリア、パオラ・コルテッレージ、ロレンツォ・バルドゥッチ、ティエリー・ヌーヴィックら。
ローマに暮らすジョルダーニ一家。父と母、そして外務省勤務の長男アンドレア(サンタマリア)、結婚して第一子を妊娠中の長女ノラ(パオラ)、大学で建築学を学ぶ次男ニーノ(バルドゥッチ)、高校生の三男ロレンツォ。幸せに見えた一家だったが、ロレンツォの突然の事故死により家族は崩壊。父は家族を置いて逃げ、母は精神を病んで入院してしまった。
ミシェル(ヌーヴィック)という男性と知り合い交際を始めたアンドレア。兄が同性愛者だったことを初めて知り、自身は大学の担当教授の妻と許されざる関係に陥ってしまうニーノ。夫と生まれたばかりの子供がありながら、一人の傷痍軍人に心惹かれていくノラ。それぞれの人生を歩み始めた兄妹たちは、それぞれに悩み傷つき、それでも最後に一つだけ帰る場所があることに気がつくのだった。
スタッフ・キャスト
[監督]ジャンルカ・マリア・タヴァレッリ
[出演]クラウディオ・サンタマリア、パオラ・コルテッレージ
上映時間:6時間39分
配給:2010年伊=仏映画/チャイルド・フィルム=ツイン配給
公開日:7月21日公開
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